
AIで作った画像に日本語を入れると、漢字やカタカナがぐにゃっと崩れてしまう。あの現象を、作る前と作ったあとの両方から減らしていくためのキットです。
これで何ができるか
- 文字を入れる前に7つだけ確認して、崩れる確率をぐっと下げられます
- 崩れてしまった画像に、そのまま貼れる直しの指示文が4本手に入ります
- どうしても直らない時の逃げ道(背景だけAIで作って文字は後から乗せる)まで、今日中に一周できます
ここを越えられると、AIで作った画像がやっと仕事の場に出せるようになります。
1. まず知っておきたい、崩れる仕組み
AIが学んできた画像の大半は英語圏のもので、日本語の画像はそもそも少なかったと言われています。
そのうえ日本語は、ひらがな・カタカナ・漢字と文字の種類が桁違いに多い。だから「この形が正解」という手がかりがどうしても薄くなります。
実際に触っていると、ひらがなのほうが比較的きれいに出やすく、漢字とカタカナで崩れが出やすいと言われています。この傾向を頭に置いておくだけで、このあとの直しが全部つながります。
ちなみに2026年9月8日に出たGPT Image 2.5(ChatGPTの画像生成)は、前のモデルより文字組みがきれいに出るようになりました。無料の方も含めて全部の人が使えます(1日に作れる枚数には上限がある場合があります)。崩れて困っている方は、まずこちらで試してみましょう。ただ、それでも日本語が必ず直るわけではないので、下のチェックと直しの指示文はセットで持っておくと安心です。
2. 文字を入れる前のチェックリスト
画像を作る指示を出す前に、7つだけ見てみましょう。YesかNoで答えて、Noがあったらその場で直してから作りはじめます。
① 画像に入れる文字は12文字以内ですか
→ Noなら、伝えたい言葉を1つに絞りましょう。説明のことばは画像の外(投稿の本文)に逃がします。
② 漢字とカタカナが3文字以上続けて並んでいませんか
→ 並んでいたら、ひらがなに開けるところを開きます。無料相談 → むりょう相談、のように。
③ 入れる言葉のかたまりは1か所だけですか
→ 2か所3か所に散っているなら、まず1か所だけで作りましょう。残りは後から別のアプリで足します。
④ 文字を置く場所の背景は、色の変化が少ない落ち着いた面ですか
→ 柄や細かい絵の上に乗せると、ほぼ確実につぶれます。空・壁・単色の帯など、のっぺりした場所を選びます。
⑤ 文字の色と背景の色で、明るさの差ははっきりついていますか
→ 差が弱いなら、濃い背景に白い文字、明るい背景に黒い文字、のどちらかに寄せます。
⑥ 文字の大きさは、画像の短いほうの辺の10分の1以上ありますか
→ 小さいと線がつぶれて別の字になります。思っているより一回り大きくしましょう。
⑦ 文字の中に読点や記号(、。!?)を入れていませんか
→ 入っていたら外します。区切りたい時は、記号ではなく改行の位置で分けます。
Noが3つ以上ついた画像は、この後の4番(後入れ)に最初から進んだほうが早いです。
3. 崩れた時に貼る、直しの指示文4本
ここからは、崩れた画像をそのAIにもう一度読み込ませて使います。
大事なコツが1つあって、変える所と変えない所を毎回きちんと分けて書くこと。そして一度に1か所だけ変えること。これはOpenAIが公式の案内で説明している考え方でもあります。あれもこれも一度に頼むと、直ったはずの所まで巻き戻ってしまいます。
【 】の中を自分の言葉に差し替えて、そのまま貼ってください。
① 文字だけを作り直す
この画像の文字だけを作り直してください。 変える所:画像の中の文字を【入れたい文字/例:むりょう相談うけつけ中】に差し替える 変えない所:背景の色、絵の内容、人や物の位置、全体の明るさ、画像の縦横の比率(すべてそのまま残す) 文字の条件 ・入れる文字は【入れたい文字/例:むりょう相談うけつけ中】だけにして、ほかの文字は一切足さない ・日本語として正しい形で、一文字ずつはっきり読める大きさにする ・文字の色と背景の色で明るさの差を強くして、輪郭をくっきりさせる ・文字は【置きたい場所/例:画像の下から4分の1のあたり、中央ぞろえ】に置く 変えたのは文字だけで、それ以外は元の画像と同じにしてください。
② 文字の位置と大きさだけを変える
この画像の、文字の位置と大きさだけを変えてください。 変える所:文字の置き場所を【新しい場所/例:左上】に移して、大きさを【どうしたいか/例:いまの1.5倍】にする 変えない所:文字の中身、文字の形の雰囲気、背景、絵、色づかい(すべてそのまま残す) ・文字の中身は一文字も変えないでください ・絵の主役と重ならないように、文字のまわりに余白を残す ・読みにくい時は、文字の下にうっすら暗い帯を敷いてもかまいません 変えるのは位置と大きさだけです。
③ 文字を消して、後入れ用の余白を作る
この画像から、文字をすべて消してください。 変える所:画像の中にある文字を取り除いて、その部分を背景の続きで自然に埋める 変えない所:背景、絵、人や物、色づかい、明るさ、画像の縦横の比率 ・文字を消したあとが残らないように、まわりの背景となじませる ・【余白を作りたい場所/例:画像の下側3分の1】は、あとから文字を乗せられるように、色の変化が少ない落ち着いた面にする ・空いた場所に、新しい絵や模様を足さない 文字のない状態の画像を1枚だけ出してください。
④ 英語表記に切り替えて、雰囲気で見せる
この画像の文字を、英語の短い表記に差し替えてください。 変える所:画像の中の文字を【英語の言葉/例:FREE CONSULTATION】に差し替える 変えない所:背景、絵、色づかい、文字の置き場所と大きさ ・入れる言葉は【英語の言葉/例:FREE CONSULTATION】だけにして、説明の文は足さない ・2語までにして、すべて大文字で、一文字ずつはっきり読める形にする ・背景との明るさの差を強くして、輪郭をくっきりさせる 差し替えるのは文字だけです。
1本貼ったら、直ったかどうかをその場で見ます。直っていなければ次の1本へ。2本まとめて貼らないのが、遠回りに見えていちばん早い進み方です。
4. それでも直らない時の「後入れ」5つの手順
正直に言うと、いちばん確実なのはこれです。背景はAIに任せて、文字は自分で乗せる。仕事で使う画像は、最初からこの作り方にしてしまっても大丈夫です。
手順1 AIには文字を頼まないで、背景と絵だけを作ってもらいます。指示文の最後に、画像の中に文字を入れないでください、と一行足しておきます。
手順2 文字を置きたい場所を、わざと空けてもらいます。画像の下側3分の1は、色の変化が少ない落ち着いた面にしてください、と頼みます。
手順3 できた画像を保存して、文字入れができる別のアプリ(Canvaなど)に読み込みます。新しく作るのではなく、背景として読み込むのがポイントです。
手順4 文字を1つだけ置きます。大きさは画像の短いほうの辺の10分の1以上。位置は画像のふちから少し内側に入れて、余白を残します。
手順5 最後に画面から少し目を離して、遠目で読めるか確かめます。読みにくければ、文字を大きくするか、文字の下にうっすら暗い帯を敷いて明るさの差をつけます。
慣れると、ここまで5分かかりません。AIで直し続けるより、たいていこちらのほうが早く終わります。
5. 崩れやすい言葉、崩れにくい言葉の言い換え表
漢字とカタカナが続くところを、意味を変えずにひらがなへ開いていきます。読みやすさも一緒に上がるので、ここは遠慮なく使ってください。
| 崩れやすい言い方 | 言い換え |
|---|---|
| 無料相談受付中 | むりょう相談 うけつけ中 |
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| 完全予約制 | よやく制 |
| 初心者歓迎 | はじめての方も |
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全部をひらがなにすると今度は読みにくくなるので、崩れやすい部分だけを開くのがちょうどいいところです。迷ったら、漢字が3文字以上続いているかたまりを探して、そこだけ開いてみましょう。
まずこれだけやるなら
今日は、入れたい言葉を12文字以内に削るところだけやってみてください。
これが一番効きます。文字数が減るだけで崩れる場所が減って、上の直しの指示文も一発で通りやすくなります。言葉を削るのは無料ですし、1分で終わります。
9月24日・26日・27日の3日間、まとさんと一緒にAIとデザインのセミナーをやります。3日とも同じ内容なので、都合のいい日にひとつだけ覗いてみてください。このキットで作った画像を持ってきてもらえたら、もっと話が早くなります。
